さくら個別北名古屋校の風景

さくら個別北名古屋校の教室長澤木が写真とともに日々の様子を発信します!

楽な方に逃げてほしくない!勉強はコツコツ積み重ねてなんぼだ!

こんにちは。

澤木です。

 

ある中2生(以下、中2くん)が「学校の英語の補習を受けるので自習に来れない日があります。」と申し出てきました。放課後に、先生方が英語の苦手な生徒を集めて補習をしてくださるそうです。

中2くんもその補習に呼ばれたようでした。英語が壊滅的に苦手ですからね。

「補習って何やるの?」

中2くん:「英語です」←真顔

私:「知っとるわ!内容を聞いているのよ。英語の何をやるの?」

いきなり会話が噛み合っていません(苦笑)。このあとはちゃんと教えてくれました。

中2くん:「英語の基礎です」

私:「英語の基礎ってどこの単元よ?be動詞、一般動詞からやるの?」

中2くん:「いやぁ、よくわからないんですけど、中2の最初とかかな?」

よくわからんのかい!

これはとても恐ろしいですね。何しに行くんだい、君は?質問を続けます。

私:「生徒の人数と先生の人数は何人くらいなの?」

中2くん:「えっと、生徒は10人...くらいだと思います。先生は多分...3人かな。」

私:「先生3人って豪華だなぁ。3人とも英語の先生なの?」

中2くん:「多分、学年の教科担任の先生2人と、外国人の先生が来るんだと思います。

 全体的に曖昧じゃねぇか!

大体、外国人の先生の授業ってレクリエーションとか遊び中心です。テスト勉強のために来てくれるなんて話聞いたことありません。

おそらく、私に突っ込まれて苦し紛れに想像を加えて教えてくれたのでしょうね。

補習は受けるべきではない

英語がちんぷんかんぷん

補習内容はよくわからない、全貌も曖昧。しかし、中2くんは補習に行くことを心に決めているようです。一体なぜなんでしょうか。

「英語を基礎から教えてあげる」というフレーズの甘い罠に掛かっていますね。随分前から英語がわからなくなった中2くんにとって、普段の授業は苦行でしかないでしょう。ちんぷんかんぷんなはずです。

そこに「基礎から教えてあげる」と言われれば「基礎からやってくれるなら、一からわかっていない自分もわかるはず」と思いますよね。そんな甘いもんじゃないのに。

なんか英語頑張った感

1回や2回の1時間そこそこの補習で英語が出来るようになるなら苦労はしません。サボってきたツケをそう簡単に返すことは出来ないのです。

補習を受ければ大丈夫!って思いたいんですよね。きっと。おそらく、問題プリントを渡されて、解くけどわからない。数問は教えてもらえるけど、大半はわからないまま終わる。というオチではないでしょうか。そして、「なんか英語頑張った感」だけ残って終わりそうです。

楽な方に流れているだけ

英語が基礎から崩れている中2くんに出来ることは、日々、新出単語を暗記すること。しかし、自分で単語の暗記をするのは大変です。中2くんは特に暗記が嫌いです。自習では理由を付けて覚える勉強を後回しにしがち。

なので、つらい暗記を頑張るより、受けるだけで出来るようになりそうな補習を選んだのだと思います。楽な方に流れているだけということに気付いてくれ!

中2くんは補習を受けるべきではないでしょう。自分の勉強に時間を使うべきです。

 コツコツ積み重ねよう

普段からコツコツ積み重ねていかないと、英語はなかなか出来るようになりません。本当に英語をなんとかしたいなら、レギュラー授業をとって英語の勉強量を確保することが必要です。

授業をとらずに英語を自力でなんとかしようと思うなら相応の覚悟が必要です。自分の苦手を知り、それを改善すべくどんな教材を使っていつまでにやるか...などなど。大変なんです。その覚悟が中2くんにはまだありません。

おまけのような補習に急遽飛びついたところでうまくいかないですよ。何だかタメになりそうな気がするだけです。

 まとめ

楽な方に流されかけている中2くんを見て思ったことを書きなぐりました。

授業をとってくれている数学は調子が良いですし、前回は理科も大幅アップしました。今回は嫌いな漢字の暗記を頑張っています。いい勉強が少しずつ出来るようになってきている中、楽な方に逃げてほしくないですね。

補習を受けるにしても、自分の弱点を補完してくれるかをちゃんとリサーチしてから受けるべきです。今回はすべてが曖昧すぎ。まず頑張るべきは単語の暗記です。自分に負荷をかけてがんばりましょう!

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